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森田芳光70祭2023 [番外編]  

函館へ愛を込めて

森田芳光監督とマルセンの出会いは、今から約40年ほど前のこと。
森田監督初の函館ロケ作品「ときめきに死す」の撮影時、湯の川温泉で営んでいた温泉旅館「丸仙」に約1か月間泊って頂いたのがご縁。当時は、役者さんも監督もスタッフの皆さんもみーんな同じ宿に泊まり毎日毎晩深夜までロビーや広間で打ち合わせをしたり、まるで合宿のように、時に熱く、時に和気あいあいと語り合い、笑い合っていたのが子供ながらに印象的でした。映画というものが出来上がって行く過程のほんの一部を垣間見れたことが後の私に影響を与えたことは間違いありません。
 
その後もご縁は続き、函館ロケの際にはロケ弁など様々な形で関わらせて頂きました。「美味しいもの好き」な監督のため、その時その時の函館の「旬」を食べて頂きたくて試行錯誤したことを覚えています。
 
10年前、このニチロビルへ移転してきた当初から「森田芳光メモリアルスペース」として監督の書斎のように、台本や直筆のメモ、眼鏡、ボールペン。お気に入りの本やCDなどなど、大切な私物をお預かりしてきました。
残念ながら今年、このビルを出なくてはならなくなり、それならば、ということで、共に森田作品を創り続けてきた奥様でありプロデューサーの三沢さんのお力添えの下、この場所で最後の森田芳光監督作品上映会を開催することとなりました。
 
たくさんの方のご協力で素敵な企画ができること、
そして、函館を愛してくれた監督へ 感謝をこめて。
 

Cafe&Deli MARUSEN

PARTY&CATERING